脳神経外科・三木医師による院内学習会開催

当院・脳神経外科の三木 保医師は、東京医科大学の教授でもあり、最近はテレビにも頻繁に出演され、病気のわかりやすい解説と明るく気さくな人柄から、親しみをこめて「三木教授~!」と声を掛けられる、お茶の間でも人気のあるドクターです。 その三木医師に、今回、我々病院職員を対象に医療安全の観点からのリスクマネジメントの講義をして頂くことができました。

平成23年4月7日夕方より行われた「リスクマネジメント講座・・・医療事故から学んだ医療安全」。医療事故は非常に重いテーマです。
かつて同じ院内で起こった医療事故に対し、病院から「医療事故の撲滅」と「患者様からの信頼回復」の指示を受けた三木医師が、医療事故防止ガイドラインの立ち上げとその実践に陣頭指揮をとられてきた経験の中から、医療事故が起こる仕組みの分析、具体的なガイドライン作成のプロセスを、関係者の理解と協力を得るまでの苦労とともに、お話されました。

三木医師の講義は、直前まで脳神経外科で手術をされていたにもかかわらず、力強く歯切れのよい語り口で、そこには「同じ過ちを二度と繰り返さない」といった強い信念が感じられました。講義の最後に結ばれた言葉は、たとえどんなに簡便な医療行為であっても「たかが・・・されど・・・」。三木医師の決して妥協を許さない姿勢が印象的でした。 参加した60名を超える医療従事者である私達に強く心に残るメッセージとなりました。