佐野副院長・稲葉部長による「第4回脳神経外科手術ビデオセミナー」

「全国の若い脳神経外科医に脳動脈瘤手術を学んで欲しい」というコンセプトで、関東を中心に脳神経外科診療に携わる先生方を対象に、症例の手術手技ビデオを用いて検討する「脳神経外科手術ビデオセミナー」の第4回目が、平成23年3月8日(火)、当院1階ライブラリーで開催されました。

座長である、当院脳神経外科部長の稲葉泉医師により司会・進行がなされ、東京労災病院・加藤宏一先生による「ONYX塞栓術後のAVMの摘出」、横浜医療センター・宮原宏輔先生による「Distal PCA aneurysmに対するneck clipping」の2つの演題には、スーパーバイザーとして佐野公俊副院長が、またコメンテーターとして東京労災病院脳神経外科・氏家弘部長、山梨大学医学部付属病院・木内博之教授、日本大学松戸歯学部付属病院・平山晃康教授、東京医科大学・三木保教授(当院非常勤医師)の5名が中心となり、手術手技についてのディスカッションを行いました。

今回は21施設34名の医師が参加し、また当院からは放射線科の3名の技師も参加し、ディスカッションでは忌憚ない意見が飛び交う熱い議論が繰り広げられました。

ワンポイントレクチャーは佐野副院長が「手術手技のあれこれ・その①」と題してclippingの手技について、これまで蓄積されてきた症例の数々を映像で時間の許す限り解説しました。

開演前の歓談用オードブルが届かないハプニングもありましたが、セミナーを中座して到着したオードブルをつまみ、シャンパンで口を潤したこともあってか、終始和やかな雰囲気でありました。

セミナーの最後には、来年2月に開催される全国の脳神経外科医師が集う「第28回白馬脳神経外科セミナー」について、白馬セミナーの新会長に就任した稲葉部長からの紹介もありました。

今後も引き続き「脳神経外科手術ビデオセミナー」はより一層内容の充実を図るため、先生方のご協力・ご指導を賜りたいと願っております。 次回は6月21日に開催予定です。