7月17日掲載予定の神奈川新聞取材(副院長・佐野公俊医師)
神奈川新聞の連載記事「けんこう新聞」(毎月第3水曜日に発行)に、愛知県・藤田保健衛生大学主任教授を退任され、3年前より神奈川県を本拠地に脳神経外科医療で活躍する佐野公俊医師を記事で紹介したいと、神奈川新聞社の佐野克之記者が取材に当院にお越しになりました。
6月11日(火)午前中、当院内にある世界脳神経外科連盟・脳血管障害部門事務局において、佐野医師はいつもの優しい笑顔で佐野記者をお迎えいたしました。
佐野記者は、偶然にも姓が一緒だったということと、佐野医師の自叙伝「ホワイトジャックと呼ばれた脳外科医」をお読みになられていたこともあり、和やかな雰囲気で取材は進んでいきました。
取材の内容は記事になるので多くは申し上げられませんが、おそらく記事にならないであろう部分で印象に残ったところは、
①これまでに1万人以上の患者様を診察し、脳動脈瘤手術を3700例以上行ってきた佐野医師だからこそ語れる「脳動脈瘤はどのような方法で治療するのか、そしていつ治療するのか、その判断が重要で、判断を裏付けるものは経験である」こと。
②また、脳外科手術を無血で行うその手技は世間では「神の手」と言われていますが「手先の器用さは伝承できないが、正しい手順と技術は伝承できる」と、関東地域の脳外科医に技術を伝承する意気込みを語られていたこと。
③さらに、世界脳神経外科連盟の脳血管障害部門の委員長として日本脳神経外科学会の後押しで「クモ膜下出血の重症度分類を新たに改訂する調査」をされていることです。
日々の川崎と名古屋との往復や全国各地の出張にも疲れを見せず、常に若々しく、誰にでも優しく穏やかな笑顔の佐野医師ですが、脳外科手術にマイクロサージャリー(顕微鏡)を用いた先駆者で、その創生期には当時肉眼で手術されていた大先生と呼ばれていた先生方と壮絶な戦いをされて手術成績で認めさせたというお話も聞けて、達人たる者の妥協を許さない厳しい一面を垣間みることができて爽快でした。
記事は、「未破裂脳動脈瘤手術・佐野公俊医師」と題して、7月17日(水)神奈川新聞に掲載の予定です。
佐野記者がどのように記事を作り上げるのか楽しみです!!
スチール写真の撮影時、動脈瘤の白
板
の前で、趣味のカメラの話もされました。
撮影もさもさることながらカメラのメカニッ