佐野副院長、稲葉部長による「第8回脳神経外科手術ビデオセミナー」

平成24年3月13日(火)、当院1階ライブラリーにおいて、「第8回脳神経外科手術ビデオセミナー」が開催されました。

このセミナーは、脳神経外科の手術手技の症例ビデオを用いて検討する勉強会であり、今回は関東を中心に31名の脳神経外科医が集まりました。

座長である当院脳神経外科部長の稲葉泉医師の司会のもと2題の症例演題が提示され、スーパーバイザーとして当院副院長の佐野公俊医師、横浜医療センター顧問の藤津和彦医師、コメンテーターとして日本大学教授の平山晃康医師、東京医科大学教授の三木保医師、東京労災病院部長の氏家弘医師といった錚々たる脳神経外科医師が中心となり、手術手技について熱くディスカッションしました。

今回の参加者は若い脳神経外科医師多く、佐野医師によるワンポイントレクチャー“手術手技のあれこれ”にも「もっと長く時間を取って欲しい」との感想を頂きました。

また今回は、佐野、稲葉両医師の手術執刀において麻酔を施行する当院麻酔科の松崎重之医師も参加しました。同医師は2月に開催の「第28回白馬脳神経外科セミナー」において麻酔科の観点から脳神経外科手術について演題発表をしており、脳神経外科手術の質向上に積極的に取り組んでいる医師です。

このセミナーは数少ない「歯に衣着せぬ議論」ができる勉強会としてあらゆる学会の中でも異色の存在であり、脳神経外科手術手技の向上に貢献する極めて重要な学会といえますが、手術に参加する他科の専門家が参加することでこのセミナーに更に厚みを加えています。