『 臨床工学技士の資格を取得しました! 』(4階病棟・鎌田 大光)

Q1 臨床工学技士を目指したきっかけは何ですか?
自分の自信につながるようなスキルアップを模索していた頃、呼吸器科の佐伯医師が「もし臨床工学技士がいたら、出来る検査が増えるのに・・・」と言っていたのを聞いて、漠然と臨床工学技士の存在を知りました。

その後、夜間CHDFを稼働中にアラームが鳴り、その場にいたスタッフではトラブルの解決法がわからず、主治医がわざわざ自宅から病院に戻り解決したことがありました。その時に、トラブルを回避でき医師の負担を減らすことのできる臨床工学士は当院に必要なのではないかと感じました。

学校について調べたところ夕方からの学科があることを知り、日中勤務を続けながら資格を取得できるのではと思い、受験しました。

Q2 臨床工学技士を目指す過程で、自分が変わったと思う点は何ですか?
これまでに比べて考える時の視点が増えたかな、と思います。通っていた学科では放射線技師や検査技師、理学療法士、工学系大卒の一般職の方などバラエティに富んだ職種の学生が集まりました。また、同じ看護師でも大学病院のICUで働いているなど環境も違っていて、色々な立場からの話を聞くことができました。自分は医療チームの中の1人なのだということを改めて意識するようになったと思います。

あとは、時間と体調の管理が上手くなりました。月~土曜日には夕方から授業、日曜日に夜勤をこなして、他の時間にレポートや担当患者様のサマリー作成を行ったりしていると、どうしても必要となりますので、自然と身につきました。卒業後は少し鈍ってきていますが(笑)。

Q3 今後の抱負についてお聞かせください
卒業後、2年間修学していた期間に免除されていた業務や院内の委員会等が増えた分、在学中よりも忙しいと感じることもしばしばあります。ますは看護業務をしっかりこなしていけるように、自身のリハビリに専念します(笑)。

僕が通学している期間、病院には経験のある2名の臨床工学技士が入職されましたので、もう少し自分に余裕が出てきたら技師の業務も学びたいと思います。ただ、ナースとMEだけでなく他の職種も含め、医療チームとして効率よく連動していくためにはどうすれば良いかということに関心を向けていこうと思います。チームが効率よく機能したら、それぞれの負担は減りますし、患者様にとってもプラスに働きますから。

また、在学中は多くのスタッフに助けられました。今度は僕がスキルアップを目指している人のバックアップをしていけたらと思っています。