乳腺外科・村山部長による「わかりやすい乳がんのお話」
平成23年3月8日(火)、本館ライブラリーにおいて、新川橋公開講座「わかりやすい乳がんのお話」を開催しました。講師は乳腺外科部長の村山章裕 医師で、手術を終えたばかりで会場への駆け込みとなりましたが、いつもどおりの優しい表情で講演が始められました。
日本での乳がんの患者数は増え続けており、現在は20人に1人の女性が乳がんに罹患すると言われていますが、乳がんは早期に見つければ治る病気であり、進行した乳がんであっても有効な治療法が開発されています。早期に発見する方法として、マンモグラフィーをはじめとした乳がん検診を受診することを推奨されました。また乳がんの治療においては、手術は以前の乳房を全摘する術式から、近年は乳房を温存した状態で手術前と殆ど変りなく手術できるようになったことを説明し、さらに化学療法やホルモン療法の最新の動向を説明しました。そして乳がんの治療においては、医師と話し合いながら、最も良い治療法を選択していくことが大切であるとお話されました。
今回は20名様が参加されて、皆様が落ち着いて聴講できるようにライブラリーを締切りました。講演は予定時間を大幅に超えましたが、皆様からのご質問に丁寧にお答えしていました。
次回の村山医師の講演は7月9日(土)11時~ライブラリーにおいて開催する予定です。