心臓血管センター・林医師による「救急隊と医師の勉強会Vol.3」その②
平成23年2月28日(月)、川崎消防局講堂において「救急隊と医師の勉強会Vol.3」の2回目が開催されました。
講師は心臓血管センターの林英次郎医師で、シフトにより前回1月の開催に出席できなかった12名の川崎市消防局・救急隊員が参加しました。
1つ目のテーマは「狭心症および心筋梗塞について」で、冠動脈の構造と、病変を起こす原因、その治療法についての講義で、救急隊員が現場で遭遇する患者が訴える症状について検証しました。
特に治療法ではカテーテル治療の有効性を解説し、興味を持たれた救急隊員からは、「ぜひ手技を見学したい」との声もありました。
もう1つのテーマである「救急搬送された症例提示」では、大動脈乖離の症例が提示され、搬送時から確定診断、予後についても時系列で検証され、より活発な質疑応答となりました。
次回3月は、Vol.4として「モニター心電図の活用方法と12誘導式心電図の仕組み」についてのテーマで実施する予定です。