入院朝食のグルメレポート!!
自称グルメライターの小生(病院事務員)が入院朝食を体験させていただく事となりました。ただのグルメレポートですが興味がありましたらお付き合いください!
≪主食:パン≫
クロワッサンとブール
クロワッサン(上)はバターの香りが濃厚でマーガリンのものとは格段に風味が違います。表面のサクッとした軽さと中身のパイ生地状のしっとり感は、本場フランスから生地のまま輸入し当院の冷蔵庫で発酵させてから焼き上げていることが秘訣だそうです。今まで食べたクロワッサンの中でも屈指の美味しさです。
ブール(下)はとても柔らかいパンで、噛むのが大変な患者様にも優しいフランスパンです。白い部分はモチモチふわふわで耳もソフトです。ブールは本場フランスで半分焼かれた状態で輸入され当院のオーブンで仕上げるそうです。そのままでも香ばしい風味ですが、添えられたマーマレードをつけて頂きました。
日本人がコメにこだわるように本場パンの国は小麦にこだわるそうで、厳選された小麦で作られたパン生地を、それぞれ種類に合った製法で仕上げる栄養科のこだわりと繊細さには脱帽です。
≪おかず≫
ハムエッグ・キャベツの温野菜・トマト
ハムエッグは、ハム2枚の上に同じ形にまるくかたどられた目玉焼きが乗っています。 油で炒めていますのでコクがあり、ハムも二枚重なっているので食感も食べ応えあります。ハムに塩分があり目玉にも塩コショウがされていますので調味料追加の必要は全くありません。目玉の黄味の火の通し加減も申し分ありません。キャベツの温野菜は、蒸されたキャベツに塩味がつけられたシンプルなものですが素材の甘みが引き立っていました。トマトは多少加熱されており、好みが分かれるところかもしれません。(トマトは過熱することで栄養価が増す!と栄養科の小沼智子科長は言っていました)
≪デザート≫
オレンジ・牛乳
カットされた食べやすいオレンジ、パンに合う牛乳も残さず頂きました。
≪総評≫
新川橋病院ならではの「焼き立てパン」が本場フランス産とはおどろき!でした。 栄養士は限られた予算の中で食事を作らねばならないのですが、皆さまに喜んでもらうために「絶対に外せない食材は必ず使う」という小沼科長の意気込みはすごいです。 パン食は1週間に1回ですが、クロワッサンとブールの日は2週間に1回です。このメニューなら毎日食べたいと思わされる朝食でした。